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新阿弥陀如来像奉戴について

朝夕がめっきり冷え込む季節となりました。みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

さて、当山では令和2年9月12日に新たな脇本尊の奉戴と開眼供養を執り行いました。

当山は正式には竹子山千手院宝蔵寺といい、千手院の名の通り千手観音様をご本尊とするお寺です。

しかし浄土宗ということもあり、その本尊様の向かって右側の厨子に、阿弥陀三尊像を奉戴。

それが第36世識譽上人代といわれており、二〇〇年近く脇本尊として当山を御守り頂きました。

しかし16年前の中越地震で落下して破損し、その後残念ながら簡易的補修のみとなっていました。

旧阿弥陀三尊立像

この度、尊像住職寄進の先例に倣い第43世念譽(当世)より新阿弥陀三尊像を寄進いたしました。

本来ならば檀信徒皆様にご披露ならびにご参拝賜りたいところでしたが、

昨今の新型コロナウイルス感染防止の観点からご参詣は控えさせていただき

当山総代、役員様御参詣のもと、新三尊像の御奉戴ならびに開眼供養を執り行いました。

新阿弥陀立像

檀信徒みなさまにおかれましては、ぜひ当山参詣の折に

ご参拝賜りますようよろしくお願い申し上げます。

末永く人々の想いが受け継がれて参りますように。

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令和2年度 堀之内地区 戦没者供養

9月1日、当山にて「令和2年度 堀之内地区 戦没者供養」が開催されました。

当地区のご遺族の方々およそ20名がお参りくださいました。9月を迎えてもなお残る厳しい暑さのなか、感染症対策でのマスク着用にご協力いただきありがとうございました。

80名を超える多くの御霊の慰霊を行い、みなさまからお焼香とお念仏によるご供養を頂きました。

読経後の法話では住職より”人と人はつながりのなかで大切なことを伝えていく”ことを仏教者の目線を通してお伝えいたしました。人が花を綺麗と感じることが出来るのは、誰かが花は美しいと教えてくれたからに他なりません。同じように、戦争の悲しさや悲惨さはこれからも伝え残していかなければならないことです。

今年で終戦から75年を迎え、戦争体験を記憶に残す世代の高齢化が進んでいます。そのそれぞれに、つないできた戦没者含む尊い命があって、そしてまた、今を生きる命があること。話し方からご飯の食べ方といった幼い時分に学んだ習慣から、子を持ち我が親の大変さに思いを馳せるまで、すべて人が命をつなぐなかで伝え、伝えられてこと。こうして慰霊を行い、過去を振り返り先人に敬意を払うことで、却っては自らの未来の人生の糧にしていくことができるのでしょう。

”戦後”とは日本人にとって太平洋戦争以降ということを意味します。しかし、他国に目を向ければ幾多の戦争が起こり、いまなおその戦火に苦しんでいる国もあります。日本が”戦後”と呼べるのは、その多くの犠牲に敬意を払い、戦争の悲惨さを反省し、なお平和を享受してきたからに他なりません。平和の構築とその現状については様々な立場があって、いろいろな考え方があるでしょうが、戦後75年が経たことは紛れもない事実であり、この平和がこれからの世代にも続いていくことを願っています。

合掌

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新型コロナウイルス感染症への対応について

聖号 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 

 宝蔵寺では、新型コロナウイルス感染症への対策として、参拝者さまの健康と安全を第一に考え、また安心してご参拝いただけるよう、当面の間以下の対応を行って参ります。

《宝蔵寺の取り組み》
  • アルコール消毒液の設置

   ご参拝の際、正面玄関でのアルコール消毒にご協力お願いいたします。

  • 参拝者および僧侶のマスク着用

   参拝者は特別な事情をのぞきマスクを必ずご着用ください。

  • 当寺における会食・接待の休止

   感染防止のため当寺における飲食を控えさせていただきます。

  • 法要/法事の縮小

   ご参拝は代表者のみ(最大10名程度)とさせていただきます。

  • 年間行事の延期及び中止

   行事変更および可否について適宜判断のうえ随時ご報告いたします。

  • 体調の優れない方は参拝をお控えください

   体調不良の際は日取りの延期も含めお気軽にご相談ください

※なお上記対応については今後、日本政府ならびに関係機関の示す方針に準じ、更新いたしますのでご了承ください。

 感染拡大や活動の変化など、今も変わらず目に見えないものに対する恐れや不安が続いています。そしていつ止むかわからない社会不安だけでなく、離れて暮らす大切な人へのご心配も一入かと存じます。加えて、恐れや不安からくる負の力は、ただでさえ失うものが多い現実を、さらに根深いものにしてしまうことさえあります。

 世知辛い世の中ではありますがお互いを気遣い、また今回の感染症に限らず体調管理を決して怠ることのないよう願っております。そして少しでもはやく良い世の中がやってくるよう、いま当寺にできることを続けて参ります。

何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

合掌