に投稿 コメントを残す

戦没者慰霊祭

令和2年度魚沼市戦没者慰霊祭は当宝蔵寺で行われました。戦没者全員の名前を読み供養致しました。当寺で行われるのは私が住職になってから3回目です。今年は参加者がやや少なかったので「コロナの影響ですか❓️」お伺いしましたら「年々参加者が減少していまして…」戦後75年もたてば…

に投稿 コメントを残す

塔婆と盆扶持供養札(盂蘭盆会供養札)について

卒塔婆

お経には、お塔婆(卒塔婆)は「菩提の化身」であり、塔婆を建立することは「この上ない善行」であると書かれています。

つまり、塔婆は亡くなった人のこの世の御姿であり、それを供養することは故人の菩提の増進につながり、供養する人にとっても他に比べようがない程の善行になるということです。写真のようにご仏壇に飾り燈火献香しお供物をお飾りして下さい。

盆扶持札

 また、盆扶持札も同じ意味でこれはご先祖様お盆の供養のためのものです。お盆の期間中お仏壇の前に飾り、お供物等を献じて供養してください。

そして最も大切なことはお仏壇に向かい手を合わせてお念仏(南無阿弥陀仏)をお称えすることです。これが最高の供養です。

お盆が終わりましたら焚き上げ(送り火)やお流し(精霊流し)が昔からの伝統でしたが、現在はなかなか難しいようですのでお寺にお返しいただいても結構です。粗末にならないようにしてください。お塔婆はお墓に収め古くなったら焼却(お焚き上げ)するか、お寺にお返しください。

合掌

に投稿 コメントを残す

令和2年度 盆扶持について

令和2年度盆扶持について

聖名十念 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、標記の件につきまして、コロナウイルス感染症拡大につきまして現在緊急事態宣言は終了したものの未だ予断許さない状態が続いており、更生労働省、また、寺院所轄の新潟県により三密(密閉、密集、密接)につながる集会や行事の自粛を厳しく求められております。

 このような状況を鑑み本年度の盆扶持行事を下記のとおり行うことといたしました。大切なご先祖供養でございますが、状況ご理解の上何卒よろしくお願いいたします。

合 掌

  • 期 日 令和2年8月1日(土) 9時より 
  • 場 所 宝蔵寺 本堂
  • 内 容 お盆先祖代々供養(お札、一律3,000円)、回忌供養(塔婆)
  • 申 込 同封のハガキにて申込下さい。電話、FAX、E-メール等も可能です。
  • 受取り 当日参拝または後日受け取り、送付も可能です。
  • その他 本年度は盆扶持興行、お斎は自粛させていただきます。

御不明の点につきましてはお問い合わせください。

以上

御参拝の際はお手数ですがマスク着用、アルコール手洗いをお願い致します。

後日受け取りの寺院不在の場合がありますので場合は必ず電話にて確認をお願いします。

に投稿 コメントを残す

除夜の鐘

除夜の鐘

除夜の鐘はなぜつくか

除夜とは大晦日の夜のこと、つまり一年の終わりの日。この日に鐘をつくのは人間の108つの煩悩にちなんで、それを一つずつ救うために鳴らします。107つは旧年に、最後の一つは新年につくといわれています。

百八煩悩(ひゃくはちぼんのう)とは

百八煩悩には、数え方に二説がある。

  1. 六根(目耳鼻舌身意)が六塵(心をけがす色声香味触法)と関係するとき好悪平の三受があって18煩悩を生じて36。これに三世(現在・過去・未来)を配して108になると『楞伽経(りょうがきょう)』に説く。
  2. 三界の見惑(四諦の理に迷って起きる邪険)88使と三界の修惑(貪嗔痴慢迷い)10を加え、さらに無慚・無愧・昏沈・悪作・悩・嫉・悼挙・睡眠・分・覆(むざん・むぎ・こんじん・あくさ・のう・しつ・たっこ・すいみん・ふん・ぶく)の10を加えると108になると『大智度論』に説く。
  3. (また、一般的な考え方として)庶民の暮らしはいつも火の車。四苦36・八苦72でたすと108になる。

上記3.については俗説であり論拠はないが、なるほどとうなずいてしまうところもある。

宝蔵寺除夜の鐘

当寺の除夜の鐘は、12月31日午後11時頃から年を越すまで行われ、御檀家さんや近隣の人がそれぞれの思いを込めて自分で除夜の鐘を鳴らします。また、二年参りも兼ねて本堂に参拝下さいます。本堂では暖かいお神酒や、甘酒のふるまいを行っています。この行事は昭和55年に梵鐘が再建されてより続けられておりすっかり大晦日の恒例行事となっています。毎年さまざまな願いをもって訪れる人も少なくなく、子宝の祈願、合格祈願、家内安全、健康回復などのご利益があるとか・・・。当日は境内には蝋燭が闇を照らし、玄妙な梵鐘の音に幻想的な雰囲気は厳粛な気持ちにしてくれます。