「もうい~くつ寝ると~お正月~♪」
子どものころ、お正月には何か楽しいことがあるように願ったものです。
年頃の近い親戚と遊ぶことが出来ましたし、お年玉もまだもらう側でした。
その少し前のツリーを出してクリスマスはするけれども
おせち料理も作らず、お屠蘇も飲まず、門松も注連飾りも飾らなくなりました。
正月行事を祝う人がどんどん少なくなっています。
今年は新型コロナウイルスの再熱もあり、各ご家庭も人がなかなか集まらないようですから、
ますますこの状況は進んでいくことと思います。
それでも、変わらず大晦日も正月もやって参ります。
年末大掃除の時には、まず仏壇の掃除をして、鏡餅やお花などのお正月のお供物を上げましょう。
ホームセンターで売られている松飾りの千両の赤い実と松の緑が非常に美しく、
これを見ると年末そしてお正月へのモードに入るものです。
初詣について
二年参りや初詣はぜひ菩提寺にお詣りにいらしてください。
この状況ですから、感染対策に加え、歓迎の仕方は少し変わってくるかもしれません。
お葬式・お墓参りなど不祝儀が多いお寺の行事のなかで、
唯一おめでとうといえるのはこのお年賀の時だけです。
一年の計は春にあり、一年の計は元旦にあり、一年の計は明日にあります。
新たな年を迎えるにあたり、心もまた新たにしたいものです。
仏様やご先祖様のような強く大きな力(つながり)に近づいて
この一年を見守っていただきたいという願いは大切なことでしょう。
合掌